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薬局店主殺害の被告に無期懲役
大阪地裁判決


 大阪市旭区で2001年8月、薬局店主田嶋英代さん(当時84)が殺害され、現金約7万円が奪われた事件で、強盗殺人などの罪に問われた無職、今村宗則被告(49)に対する判決が31日、大阪地裁であり、杉田宗久裁判長は、無期懲役(求刑死刑)を言い渡した。

 今村被告は、今回の事件を起こす13日前に別の強盗殺人事件を起こし、無期懲役が確定しており、検察側は「更生は不可能」と主張。弁護側は「殺意はなく強盗致死にとどまり無期懲役にすべきだ」と死刑回避を求めていた。

 この裁判は、08年12月から始まった「被害者参加制度」で西日本の適用1号事件となり、田嶋さんの遺族1人が参加していた。